| 起 源 伝 説 |
| 「こんなにおもしろい碁を発明したのは、人間じゃない。きっと神様にちがいない」といったのを聞いたことがあります。当たらずとも遠からず・・・・・碁の起源は、神様までいかなくても、数千年まえの聖人や仙人の作と伝えられています。 |
| 聖人伝説 |
歴史も定かでない古代の話ですから、無論、記録として残っているわけではありませんが、中国では極めて古くから「堯(ぎょう)の国の聖帝が碁を創り、子の丹朱に教えた」というのが、もっぱらの起源定説でした。
3世紀後半の張華という人の「博物志」の原文は「堯造圍棊。丹朱善之」。また、「中興書」には「堯舜以教愚子」とあり、堯の子が丹朱、舜の子が商均で二人の出来が良くなく、碁を教えてまっとうな人間に仕上げたというわけです。 |
| 天文地象説 |
しかし、実際はもっとかなり古くから「天文地象」にかかわりがある、というのも長い間の定説になっています。
碁盤は宇宙を表すとともに、盤面の361路は1年を意味しているといいます。
碁石の黒と白は、それぞれ陰と陽を意味しているというのです。
古代には、現代では考えられないほど、さまざまなことで吉兆を占ったりするものでした。碁の起源としては、こちらのほうが真実性がありそうに思えます。
碁を発明したといわれる堯(ぎょう)帝は、また、「八卦」を大成させたといわれる人物です。碁と占いが密接に結びつく、大きな根拠といってもいいでしょう。
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| 日本での起源伝説 |
| これらの起源伝説の日本での所見は、「和名類聚抄」(10世紀)という本によります。これに加えて、江戸時代の「和漢三才図会」には、桀(けつ)という紀元前2世紀頃の暴君として有名な帝の臣、烏曹(うそ)が囲碁の創始者という説(「廣博物志」)が紹介しています。 いずれにしろ、日本での起源伝説の根拠はこんなところにあります。 |
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